看護師が電子カルテを利用する現場に初めて転職するときには、その現場が電子カルテを導入してどのくらいの期間が経過しているかを調べましょう。
まだ1年も経っていないような現場よりも、利用歴が長い現場を選ぶのがコツです。
導入して間もない現場の方が、新しい電子カルテが導入されているため業務効率も上がるのではないかと思うかもしれません。
確かに機能が優れていて、使いやすいユーザーインターフェースになっていることもあります。
しかし、導入してから少なくとも1年くらいは使っていないと、現場のスタッフが電子カルテを使い慣れていない可能性があるのが問題です。
そうした現場で初めて電子カルテを使う看護師は、マニュアルを見て戸惑いながら作業することになるでしょう。
電子カルテに慣れなければならないのに、やらなければならない業務もあるため混乱してしまいます。
その際、すぐに周囲の看護師に聞いて電子カルテを使えれば良いですが、利用歴が短いと周りもよくわかっておらず困ることがあるかもしれません。
特にまだ導入してから月日が経っていない現場では、利用のルールも整っていないことがあります。
何度もルールを変更していてまだ安定していない状況で、現場が混乱していることもないわけではありません。
電子カルテの利用歴が長い現場を選べば、困ったときにはすぐに他の看護師に聞けるのでスムーズに使えるようになります。
使用経験がないときには、できるだけ電子カルテの利用歴が長い現場を選ぶようにしましょう。